新たなチョコの選択肢が広がり楽しみ方が広がりそうだ。

澪里です、日本発のビーン・トゥー・バー専門店も増えている。
東京・渋谷に本店を構えるミニマルは14年に開業し、同・銀座、同・白金にも店舗や工房を広げた。
定番商品のフルーティー・ベリーライクは16年、国際的な品評会で銀賞を受賞した。
ややざらっとした舌触りはビーン・トゥー・バーならではで、商品ごとに風味はガラリと異なる。
カカオ豆を生産する農家や収穫時期、チョコの個性をレシピカードで説明している。
ワ インと同様、味の違いを楽しむ男性リピーターも多い。
コーヒーなどとの組み合わせを堪能してほしいという。
カフェなどが集まる京都の紫竹エリアで、インドネシアの契約農家から調達したカカオ豆にこだわったチョコを製造販売するのがDariKだ。
主力のフレッシュチョコレートやカカオ豆などを店舗や通販サイト、百貨店で販売する。
通常、ビーン・トゥー・バーの商品は板チョコが中心だが、同社では舌触りや香りがより楽しめる生チョコに仕立てた。
面白いのが家庭でチョコ作りを体験できるカカオ豆から手作りチョコレート・キット。
焙煎前の生カカオ豆やレシピのセットで、半日ほどでチョコが作れる。
16年に現地法人を設立し、生産者と二人三脚での高品質なカカオ豆づくり に注力する。
高品質な豆を高く買い取ることで生産者に還元したいと吉野慶一社長。
これまで高級チョコといえば著名なショコラティエが手掛けたり、デザインなどを洗練させたりした商品が多かった。
農場から豆を自社調達し、チョコそのものの品質に直球勝負で挑むビーン・トゥー・バーが普及すれば、新たなチョコの選択肢が広がり楽しみ方が広がりそうだ。