イメージを変えた江戸前フグとして名産になればと期待する。

澪里です、ごくわずかだったトラフグの漁獲が増えているのは、神奈川県水産技術センタ ーが2006年に始めた稚魚の放流事業と関係があるとみられている。
03年に伊勢、三河湾トラフグが大量発生、東京湾に流れ込んだ。
東京湾でも定着が期待できるのではないか、という発想が生まれ、三浦半島沿岸で年4万~10万尾の放流を続けてきた。
成長した個体が湾内に戻り繁殖している可能性が高い。
トラフグは3~6月、湾口付近の海底の粗い砂地に産卵、稚魚はエサとなる植物プランクトンやエビが豊富な河口付近の浅瀬で育つ。
成長するとさらにエサを求めて水深のある湾外に移動し、産卵の時期になると再び湾内に戻ってくる。
これまで東京湾トラフグの繁殖は確認されていないが、県水産技術センターの山崎哲也さんは東京湾は河口が多く、隣にはより深い相模湾もある。
トラ フグが定着するための条件がそろっていると話す。
荒川河口付近の干潟で葛西臨海水族園が昨年6月に行った生態調査。
体長2~3センチほどの稚魚約60尾が地引き網にかかった。
放流魚であることを示す鼻孔の欠損がなく、自然界で生まれた稚魚だと確認された。
調査をした市川啓介さんはこれだけ多くのトラフグが捕れたのは過去に例がない。
東京湾に産卵場があるはずと推測する。
神奈川県水産技術センターは産卵場所を特定するため今春にも現地調査を行う。
県はトラフグの乱獲防止を目的に資源管理指針を改定。
魚種別の資源管理の項目にトラフグを加えた。
稚魚の継続的な放流や漁期の規制などの必要性を盛り込み、資源量の安定を目指す。
山崎さんはトラフグといえば下関 というイメージがあるが、イメージを変えた江戸前フグとして名産になればと期待する。
最後は新着情報「エミオネ」に関して。
エミオネ
化粧品ではなく、医薬部外品であるという事が大きな特徴の一つとなっています。
化粧品は配合成分に関する規制はあるものの、基本的にはメーカーの判断によって商品開発ができますが、「肌荒れに効果がある」といった効果・効能を表記する事ができません。
ですので、医療品や医薬部外品のような有効性は期待できないと言われている現状があります。
一方、医薬部外品であるエミオネは治療を目的とした医療品とは違いますが、厚生労働省から効果・効能が認可された有効成分が含まれているため、化粧品よりも症状の軽減や予防の面で有効性が高いとされています。